FFB

アクセスカウンタ

zoom RSS ムダバナ。

<<   作成日時 : 2009/03/14 16:53   >>

トラックバック 0 / コメント 3

ボクの趣味であるフライフィッシングについてあらためて考えてみた。



まずはムダの多い非効率で非生産的な釣りだと言うこと。
この釣りにおいての大きな要素が昔から言われている。

投げる、
巻く、
釣る、
観察する。

他の釣りでもそうだが、他の人にやってもらえることが多くなってしまい、
現在はキャスティング以外すべての段階において端折って
金で解決できる形になっている。
でも、その4要素もすべてつながりが有り、端折りに端折ると途端につまらないのだ。
さらにつまらなさが「ムダ」として自分にのしかかってくる。

昔はそうはいかなかったんだろう。
マテリアルもすべて自分で調達し、道具も制作していたと聞く。
たとえば、
フライのマテリアル。
猟で獲たカモの羽根やシカの毛皮。
ここからは職人の仕事。
フライラインもリーダーも蚕の吐出す繊維を紡いで編んで。
竿は木や竹を切り裂いて張り合わせて。
貴族たちは全部やらせてたのだろうが・・・てな意味からすると現在は皆貴族。



キャスティング。
考えると、経験上、フライをすぐに止めてスピニングに戻っていくヒトが多い。
やはり、釣るだけならスピニングかベイトあるいは延べ竿で十分なのだ。
かくいうボクもスピニングをやった後にこの釣りをはじめた。
非効率極まりない釣り方だと、17、8年やってきた今でも思う。
ことキャスティングに関しては練習するのにも時間がかかった。
さんざん練習した後でも、パッときてサッとやるのにこの釣りは向かない。
スピニングに慣れてしまった後では、キャスティング時のロッドを振り抜くスピード感がまるで違う。
投げるのにも後ろのスペースも必要だし。
木を何度釣ったことか。
スピニングで3キャストするうちに1キャストもできない。
川ではもっと技術が必要。
投げた後のラインコントロールを考えてのキャスティング。
綿密な計算(というか経験かナ)。
周りのヒトにも気を配る。

フィッシング。
キャスティングの後、最初は偶然釣れることも有るが、すぐにそうでないことに気づくのだ。
いろいろと状況を分析しフライを選ぶ。
と、その前にいろいろとフライを持っている必要が出てくる。
その川のその季節のその日のその時間帯の水温と気温と天気と・・・
に見合ったフライを持ち、選択する。
サイズ色合い大きさマテリアルといったモノが果たして売っているフライだけで補いきれるか・・・
ああ、膨大過ぎる・・・。

タイイング。
カミさんや子供に怒られ邪魔されながら、寝るまでの間につくる数々のフライたち。



ムダが高次元でバランスする
ムダな遊び。
値段の高い道具。
都会から何も無い田舎の村のさらに奥の山々までのガソリン代と高速代。
遊びの為の練習。
まあヤラナイヒトにとっても、ちょっとかじったヒトにとっても、ホントにムダが多い。







では、どうして始めたの?

ボクはその昔、この釣りを知らないときに、運悪く・・・かな、
(口も腕も)とても上手いフライフィッシャーに出会ってしまったのだ。
それも釣りの現場で。

糸の太さ、
リールの取り付け位置、
小奇麗な格好、
キャスティングの静けさ、
ラインの延びていく様、
ドライフライの水面への落ち方、
水面へ向かってくるヤマメの姿、
ヤマメが口を使う瞬間、
フッキングの力加減、
写真を撮るだけでリリースするという姿勢。

疾きこと風の如く、
徐かなること林の如く、
侵し掠めること火の如く、
動かざること山の如し
・・・伝々

すべてがエキサイティングだったしビューティフルだった。
いままでの釣りとは真逆。
すべて始めての体験で、ビビッと来ちゃったのだった。
おまけにココまで書いて来たこと以上に説明してくれた、そのヒト。
いまでは交流がないが、なんどか同じ川で待ち合わせして釣りにつきあってもらったっけ。
すばらしい体験だったと思う。






では、なぜココまで続けて来たの?

シーさん、いや課長さん曰く、浜チャンは会社の潤滑剤。居ないと途端にギクシャクする。
ボクにとってはこの釣りが潤滑剤。

仕事がどんなに忙しくても欠かさず通っていたあの渓。
深い谷から覗くとても青い澄んだ空。
たまに出会う、同じような釣り人たちとの交流。
田舎のオバちゃんたちが作った美味いそばと漬け物や煮物。
釣友とともに頂く美味い酒。
カミさんが機嫌のいいときに作ってくれるおにぎりを頬張る瞬間。
帰って来て入る狭い風呂。
ビール。

コレが無ければもう生きてなかったかも。生かされていただけ。


そういえば、アメリカのあるフライロッドビルダーがフライフィッシングは「ZEN」だといっていた。
商業的な意図も有ったと思うが、強ち分からなくもない。
その人はそうとうな釣り好きだ。
フライフィッシングは、
なぜか昔ながらの日本の思想ととても合っているかも。
非効率と書いたキャスティングでも
ほんとうはムダな力がいらないのであるし、
集中する気持ちよりも心の中は何も無いという感じが、
とても心地よかったりもする。
キャストの瞬間はサカナのことなど考えてもいない気もするな。








本当はボクにとってはやっぱムダじゃ無い・・・けど、
やっぱムダの多い文章で、
ムダな雑記となってしまった。




テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
明日私は、”ムダの多い非効率で非生産的な釣り”の第一歩を踏み出そうとしています。フライフィッシング初挑戦します。場所はノリさんがアメリカでの初釣果をあげたWoodcreek Lakeです。ムダ骨にならないようにしっかり釣ってきます。
kajinao_father
2009/03/15 09:40
私にはフライの真髄はまだまだよく分かんないけど、ノリさんってやっぱりフライが好きなんだなぁということだけは凄く分かります。
私は釣りに関してはまだまだ模索中かな。今は釣りが楽しめればそれでいいって段階だもの^^
それでも、この記事読んでて「エギングやりたい」って思ったのは、やっぱり自分の中ではそれが今までで一番楽しい釣りだからかな(笑)
zinc362
2009/03/15 10:40
>お二方
いつもコメントどうもです。
そう、趣味なので最後は自分のスタイルに落ち着いて行くでしょうね。

でもフライに関してはココアメリカは本場ですし、深入りした方がいいかも。
そのほうが日本に帰ってからも良い思い出に包まれることでしょうから。
ノリ
2009/03/16 14:25

コメントする help

ニックネーム
本 文

"ノリ"ノリ動画っス

So Cool♪

FunkyGuiterGrantGreen♪

BOSSA♫

ムダバナ。 FFB/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる